Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜

*誕生日




「ただいま」



わたしはリビングのドアを開け中に入る



「あら、美雨ちゃんお帰り

今日も早かったのね」



キッチンからわたしに声をかけたのは山本さん



わたしの親がわりみたいな人



親二人ともが亡くなったわたしには引き取ってくれるお婆ちゃんも親戚も居なかった



だから山本さんとわたしは血なんて繋がってない赤の他人



なのにわたしに凄く優しくて接してくれて何不自由なく過ごしてる



「おばさんただいま」



軽く会釈してわたしは自分の部屋に戻った



自分の部屋に戻ると机の上に置いてあるパソコンを開き



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