「ねぇ、もう一緒にお弁当食べるのやめよう」





昼休みの屋上で、木内が眉間に皺を寄せながら弁当を手渡してきた。





「ナンデ??」





蓋を開けると、約束通りのえびフライWITHタルタルソースがいる。 間違いのない黄金コンビ。





「橘くんって、ワタシの事狙ってるの??」





・・・・・・・・はい??





何を言ってんだ、木内。





オレ、腹減ってる時にくそつまんない事言うヤツ、超絶嫌いなんですけど。





「勘弁してよ」





目の前に美味そうなえびさんがいると言うのに、木内など相手にしてられん。





えびフライにタルタルを付けて、口の中へ。





うーまーいー。 今日の木内はウザイけど、料理は相変わらず天才。





「だよね。 ワタシも橘くんを狙った事なんか1度もないし、結構失恋引きずるタイプだし」





・・・・・・別にいいけどさ。 狙って頂かなくても。 でもその『眼中にない』的な言い方がムカつく。





せっかくヒトがえびフライの感動に浸ってるというのによー。





「だいたい社内の人となんて付き合う勇気ないもん。 振られた後、とても一緒には働けない。 気まずいし、みんなに噂されるだろうし」





何振られる事前提で話してんの?? コイツ。






つか、何の話だよ。

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