ちょっと裏話でも
操と隼人、二人を支える友人たちはありがちな「よき理解者」として登場しています。

高校生の頃の恋愛はすぐに終わってしまったり、結婚まではいかないだろうと思われがちですがそうでない場合も多からず存在します。

自分の将来をしっかりと見据え、辛い過去を乗り越え自分自身を知っている人同士の恋愛はその先もあるのではないかなと。

高校生の話なので、進路の会話も少し出てきますが、彼女たちはしっかりと自分の将来を考えた上での道を選んでいます。

専門学校を選ぶ人は尚更そうでしょう。

そして大学よりも少し早く社会に出て自立していきます。

無駄な時間を過ごさないと言いますか、そんな子たちが集まったお話にしたくて彼女たちにはしっかりと進路を持っていただきました。

自分には出来なかったことなので憧れながら書いていましたね。羨ましかった~。

操は英語を主とする外国語に強い関心を持っていて、深く学ぶために外国語大学に進学することを希望します。

隼人は1年遅れですが、将来は自動車の設計士をめざし、工学部に進学することを希望しています。

お互いに尊敬し合いながら並んで歩いていける二人になればいいなと、そんな友人夫婦がいたので彼女たちをモデルにしつつ書いたお話です。

ちなみに友人夫婦もまた高校からの恋人同士で結婚しました。

やっぱり落ち着いている人たちはブレないんだなと、そう感じたことが影響している作品です。



「恋と音楽」  2012.06 完結
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