「送るよ」と、ナツキさんは言う。どうやら近くに車を停めてあるらしい。
しかし私はその提案を断ろうと口を開いた…のだけれど、


「……すみません、よろしくお願いします…」


…そう答える他に術がない状況だったという事に、残念ながら気付いた。そうだった、ここが何処だかも私には分からないんだった…

すると、そんな私の心境はすっかり表面に出ていたのだろうと思う。私の返事を聞いたナツキさんは困ったような笑みを浮かべて、「大丈夫、あんたの言った通りの所に連れて行くから」なんて私に告げた。

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