命の愛び
愛のある日々
「響哉!ちょっと!はやい!はやい!怖いから~!もう!」

真夏の
緩やかな下り坂を
まるで風のように猛スピードで
2人を乗せた自転車がくだる。


「いいだろ~。ほら。風、気持ちいいだろ?」

そんなありきたりのカップルで
いられることが




幸せだった。
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