Polaris
夏祭り
目が覚めた時には、隼人の姿はなかった。


でも、ここにあたしが居ると言うことは隼人に抱かれたのは事実だ。


布団の中を除くと、何も着ていなかった。


ため息が零れる。


こんなことして、何になるというんだろう。


でも、、、あたしのことを抱いてまで、あたしお店から追い出したいのだろう。


そう思ったら、なんだか悲しくなった。


潮時なのかな?


あたしも今年で22歳。


ちゃんと先のことを考えなければいけない年かもしれない。


まだ、この世界で生きたいと思うのは何でだろう。


お金ならそれなりにある。


辞めた後、働かなくても暮らしていける。


でも、、、、。


時計に目をやると良い時間になっていて、あたしはお店に行く準備をした。

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