死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
3 追憶
寝室の正面の一番奥、窓に接して置いてある大きな木製の机。
ふと見ると、その上に秀美の携帯電話が無造作に置かれていた。
変だ。
出かけるにしても、なぜ携帯を置いて行ったのか?
それとも、何か持っていけない理由でもあったのか?
「携帯に呪い殺される」
秀美の最後の言葉が耳の奥にリフレインする。
僕はその秀美の携帯を手に取った。
彼女の愛用の見慣れたいつもの携帯。
別段変わった所はない。
ふと見ると、その上に秀美の携帯電話が無造作に置かれていた。
変だ。
出かけるにしても、なぜ携帯を置いて行ったのか?
それとも、何か持っていけない理由でもあったのか?
「携帯に呪い殺される」
秀美の最後の言葉が耳の奥にリフレインする。
僕はその秀美の携帯を手に取った。
彼女の愛用の見慣れたいつもの携帯。
別段変わった所はない。