バスケが一息ついて戻ってみると、そこには貴史の姿はなかった。

「あれ?貴史は?」

「トイレに行ったよ。志麻ちゃんもお疲れ様。」

「あ、うん。私、ちょっと水飲んでくるわ。」

そして私はトイレの前の流しへと足を運んだ。

さっきまで全速力でバスケをしていたので、体が熱い。

久しぶりにマジメに走ったせいか、汗があとからあとから吹きでてくる。

私は流しの水を全開にして頭からかぶった。

「ひゃあ。気持ちいいー!」

「・・・で、その後どうするつもり?」

「えッ?!」

パッと顔を上げると、貴史がにやにや笑いながら立っていた。

「どうするって・・・。」

「オマエ、タオル持ってきてたっけ?」

「持ってない。・・・あ!!」

そうだ。

いくら暑かったからとはいえ、タオルもなしにこんな・・・。

もう頭、びしょびしょだよー。

「まったくバカだなぁ。後先考えないでやるから、こうなるんだぜ?」

私が何も言い返せないでいると、

「乾くまでこれでもかぶっとけ」

と、いきなり自分のシャツを脱ぎだした。

「た、貴史?!いいよ、そんなことしなくて!」

上半身裸になった貴史を目の前にして、