好きになんてなるわけねーだろ!!!
★第2章★
「ねえー、杏奈ーー!」
『だから!そんなのないって!!』
この間の騒ぎ以来、本当に仲良くなったと言える私たち。
まぁ、光輝たちには心配をかけたけど。
「だって、あんなに心配して走ってきたんだよ!?」
『幼馴染みだからだってば!!』
そのときのことで、今、葵が暴走中。
「そんなわけない!絶対杏奈は光輝くんのこと好きだよ!」
『そんな大声で言うなあほっ!勘違いされるじゃん!!…え?もー違う違う!これは葵の勘違いだからみんな信じないでーー!』
「絶対そうだよ!そんで、光輝くんも杏奈のことが好きで両想い!!」
『違うーーーー!』
私が光輝のことが好きで、さらに両想いと言うのが葵説。
譲る気は更々ないそうで。
……誰か助けてーー!!