森田当麻の奇妙事件簿

「えっ?私、ですか?」

優衣が目を丸くする。

「ああ。お前も関わったしな。」

嫌だ。

殺人現場に行くなんて。

でも、たしかに自分も関わった。
優衣は決心して大きくうなずいた。

「あ。そういや、お嬢さん、名前は?」

「山中優衣です!」

力を込めて優衣が頭をさげた。

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