大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

「こら、暴れるなって
本気で怒ってる訳ではない。
あぁ、もうめんどくせ~」

そう言うと私ごと抱き締めてきた。

「……ちょっと…」

急に抱きついて来られたので
戸惑ってしまう。

「うるせ~いいから。泣き止め
コイツが、不安がるだろーが!?」

……えっ?

気づくと涙を流していた。
しかも、大粒の涙を…。

「…泣いてないもん…」

「ふぇぇ~ん」

美桜まで泣き出してしまう。

「あ~ったく、めんどくせ~親子だな。
まったく。だから泣くなって…」

そう言いながらも
ギュッと抱き締めたまま離さない。

「…馬鹿…」

私もギュッとアイツと抱き締め返した。
真ん中には、美桜が泣いている。

「うるせぇ…」

言い返しながらおでこなどにkissをしてくる。

「もう…」

そう文句を言いながらもkissに応えてしまった。
その光景は、まるで1つの家族のように。

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