大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

「愚か…?随分と屁理屈になっているな?
お前らしくない」

屁理屈…。

私は、立ち上がると

「だって、実際そうじゃない。
美桜に目を離したから溺れさせた上に
トラウマにさせた。
一歩間違ったら死んでたかもしれないのよ!?」

「なのに…美桜に何もしてあげれられない。
克服だって…こんな母親…失格だわ」

泣きながら自分の気持ちを伝えた。

私…母親なのに。

そうしたら

「甘ったれんな!!
何が母親失格だ。失格も何もコイツの母親は、
お前しか居ないだろーが!?」

凄い剣幕で叱り飛ばされた。

「……っ!!」

「大体、動揺したり、泣くから
荒療治がさせられないとか
母親ならそう思って当たり前だ。
愛情が人一倍強いのだからな!?」

「俺がそれを出来たのは、他人だからだ。
だが、母親の愛情を無かったらコイツは、
それ以上に苦しむ事になるんだぞ?
それでもお前は、母親失格だからと言って
逃げるつもりか!?」

アイツの言葉にハッとさせられる。

私…自分から逃げようとしていた。
また…。

そうすると美桜がアイツに怒り出した。

「おじちゃん。ママにプンプンちたらメッ!!
パパといっちょ…美桜プンプンする
おじちゃんイヤよ?プンプンよ」

ポカポカと叩き出した。

「…美桜…」

唖然とする私。

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