カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「俺さ、真面目に学校も行くしさ。
これから先、また、お前を泣かせるかもしんねぇけどさ…
付き合ってくんない?」




カズキはいつもとは違う真剣な表情をしてる。



私は嬉しくて、嬉しくて
また涙で何も見えなくなってしまった。





「私でいいの?!」

「ああ、お前がいいんだ」


「後悔しない?」


「しねぇよ。」






カズキは、私を抱き寄せ、おでことおでこを付けながら





「舞じゃなきゃ、駄目なんだ。
何度も言わせんなっ。
照れるべ!」




そう言ったカズキは、はにかんだ笑顔をしていた。




「私、最高のクリスマスプレゼント貰っちゃった。」








私はこの日からカズキの彼女になった。






これから、長く、辛い、恋になるなんて…
想像もつかなかったよ。









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