俺様婚約者~お見合いからの始まり~
悠斗
~~♪~~♪

パチパチパチパチ……。

拍手とスポットライトの中、俺は軽く深呼吸すると、そっと楽器を下ろした。

軽く礼をすると歩き出す。

今までで、最高の演奏だった、と自分で思う。

楽屋に戻ると、扉の前に祖父が満面の笑みを湛えながら立っていた。

「…お祖父様…」

「悠斗!よくやった、優勝は間違いないぞ」

そう言って頭をガシガシと撫でられる。

俺はニコリと笑いながら祖父を見上げていた。

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