君だけを愛している…




「納得いかないの!

奴隷なんてつくっても
いいことなんて1つもないわ……


奴隷になった方は傷つくだけ

亜人を奴隷にさせた方は 怠けて心が腐るだけよ


自分が綺麗事を並べて
いるのは分かっているけど、これが私の意見だから…」


「そうか…」








「春奈は強いな」






「今まで、魔王としての 俺に自分の意見を言ってきた人間は春奈が初めてだ」



「……今、私が話しをしているのは魔王じゃなくルイスよ」


「……………?」




「今までも魔王としての 貴方に話しかけた事なんて、ないと思う…

だって、私この世界の
人間じゃないし

人間界から魔界に連れて来られていきなり魔王なんて言われても私には

ルイスはむかつく位、
綺麗な顔した男の人だもん…」







「…なんだそれは……」

ルイスはそう言い、私を抱き寄せ笑った



「お前は変だ…」

「失礼ね」


「これはいい意味な方だ」


「……………」




私は心臓がドキドキしながらもルイスの体温が気持ちよくて


ずっとこうしていたいと 思った…







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