君だけを愛している…





…暫く抱き合っていたが



「―そろそろ行かなくては…

今頃、カイが文句を呟いている頃だ」



「うん」


「奴隷の件、何とかする …」



「…えっ!!」


「直ぐには無理だろうが撤回させてみる」





「―…ありがとう」


「…何故春奈が泣くんだ」


私はいつの間にか涙を流していた


「何でだろうね」




ルイスは優しく涙を拭ってくれた




そして、ルイスは書斎に戻り私も部屋に戻った…







――――――



「無事、仲直りされたんですか??」


「うん!シェリーが
応援してくれたから」



「よかったですね!!」









「……ねぇ、シェリー」


「はい」


「私、最近胸がたまに
痛くなるの…」


「まぁ!!!
ご病気になられたんじゃ」



「違うの…


ルイスの事を考えたり

ルイスが他の女のコが
一緒にいたって聞くと

胸が痛いの…」



「…それは、ズバリ恋でございます。」


「恋??」



「はい、ルイス様が関わると胸が痛んだり胸がドキドキするでしょう…?」


「うん」





「春奈様はルイス様に
恋なさっているのです」








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