【BL】腐男子な俺の恋フラグ
俺の輝かしいデビュー録
俺が、腐男子に目覚めたのは突然のことだった。
姉が所持するマンガを読んでしまったのが事の始まりだ。
「姉貴ーまたマンガインターネットで注文したのか?
なんか段ボールで来たけどすっげぇ重い」
中を開けずに姉宛だったので心優しい俺は、姉貴の部屋までそれを運んだ。…いや、実際運べと命令されていた。
逆らえないのは姉貴が強すぎるから。決して俺が弱いわけではない。ここ大事。
「槙(マキ)ありがとうねー!やっと届いたか」
そうはしゃぐ姉貴はどこかいつもとテンションが違ってて。
「そんなに面白いのか?」
何となく聞いたら…
「大好物です」
意味の分からない答えが返ってきた。
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