秘密な契約と掟破りな愛【続】
突き放されゆく心と婚約指輪

今日は目が覚めた三日前に比べて慎矢さんの調子がいいみたいで、私は慎矢さんに会えるのを楽しみに病院へと入る。



―――コンコン―――



慎矢さんは集中治療室から一般病棟に移った為個室のドアを開いた。



「気分はどう?」


「まあまあだな」


「そっか。今日は早く仕事が終わったから真っ先に来たのよ〜」


「…そうか」



入院は三週間はしなきゃいけないみたいで、今日は目を覚ましてから四日目なんだけど毎日通ってるわね私。



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