美しい花−先生と甘い関係−【下】
信じること
夕飯の支度をしているあたし。後少しで仕上がる。


朝のまま祥介さんから連絡は来ることもなく、あたしはもう駄目なんだと諦めていた。


祥介さんはめちゃくちゃ怒ってるはず。きっと、トキオと何かあったと思ってるだろうな。


でも、あたしも見ちゃったんだよ…祥介さんとサヤカさんがキスをしているところ。




玄関で音がしたと思ったら祥介さんがやってきた。





「桜、ちょっと話ある」





そう言って、あたしの部屋に入ってしまった祥介さん。


いつかは話す時がくるって思ってた。


でもそれが今日だなんて…。






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