結婚に愛はあるのか?
6.愛に溢れて
…陽介の家に行ってからというもの、体の調子があまり良くなかった。
「頼むから、仕事は休んでくれ」
陽介の言葉にも、私は耳を貸さなかった。
…実際、陽介のお父さんの言う通り、小さなIT会社だ。
いつどうなるかなんてわからない。
だからこそ、少しでも長く働いて、臨月を前に、産休に入る予定だった。
今日は、妊娠結婚の報告を、上司に報告するべく、会社に向かった。
・・・あまりに突然の報告で、上司や周りの社員達は驚いていたが、
みんな喜び、祝福してくれて、一安心だった。
その日の昼休み、私は先輩と一緒にランチに向かった。
妊娠や結婚の話で盛り上がっている最中、ただでさえあまり良くなかった体調が
すこぶる悪くなっていた。
「愛ちゃん、顔色真っ青よ?大丈夫?」
「…大丈夫と言いたい所なんですけど」
・・・そこまで言った私は、気分の悪さに、机に突っ伏してしまった。
その後、何度も声をかけられるも、それに応える余裕もなく、
心配した先輩が、救急車を呼んだ。
…運ばれる最中、
私は意識を失った・・・・。
お願い、私から赤ちゃんを奪わないで・・・・。
「頼むから、仕事は休んでくれ」
陽介の言葉にも、私は耳を貸さなかった。
…実際、陽介のお父さんの言う通り、小さなIT会社だ。
いつどうなるかなんてわからない。
だからこそ、少しでも長く働いて、臨月を前に、産休に入る予定だった。
今日は、妊娠結婚の報告を、上司に報告するべく、会社に向かった。
・・・あまりに突然の報告で、上司や周りの社員達は驚いていたが、
みんな喜び、祝福してくれて、一安心だった。
その日の昼休み、私は先輩と一緒にランチに向かった。
妊娠や結婚の話で盛り上がっている最中、ただでさえあまり良くなかった体調が
すこぶる悪くなっていた。
「愛ちゃん、顔色真っ青よ?大丈夫?」
「…大丈夫と言いたい所なんですけど」
・・・そこまで言った私は、気分の悪さに、机に突っ伏してしまった。
その後、何度も声をかけられるも、それに応える余裕もなく、
心配した先輩が、救急車を呼んだ。
…運ばれる最中、
私は意識を失った・・・・。
お願い、私から赤ちゃんを奪わないで・・・・。