優しい部屋
ちょっとずつ


でも確実に



私はコータくんに惹かれていってた。



チャットでのおしゃべりは時間がどんなあっても足んないくらいで。

落ちなきゃいけない時には、平気なフリしてても本当は寂しくて。



コータ:「明日からしばらく実家帰るから、おしゃべりできないんだよね」

ハナ:「え~(>_<)」

コータ:「寂しい?( ̄ー ̄)」

ハナ:「べーっつにぃ♪ ゆっくり親孝行しておいでw」

コータ:「ふーん(-.-) 素直ぢゃねーなw」

コータ:「まーカノンと楽しく過ごしてくださいw」

ハナ:「ん♪ぢゃーまたね☆」


ハナ:「……ホントはちょっとだけ寂しいケドねw」

コータ:「お♪素直ぢゃん」

コータ:「そんなかわいーハナさんに…」



次に四角い画面に表示されたのは、コータくんの携帯のメルアドだった。

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