臆病者のシーソーゲーム(仮)







悠は私が自信満々に言ったその言葉に、

顔をニコッと笑わせて、







「流石椿。

俺の事よく分かってるよね」




なんて言う。











―彼女と別れた―





それは2年前と同じ内容のメール。


そして2年前もこうやって公園に来たら悠は居た。










「悠、

辛い時は笑わなくていい。

演技しなくて良いから」





ヘラヘラとした顔に私が言えば…



 
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