魔法がとけるまで
『もしもし?』



座間さんだ…。電話口の明るい声に、ホッとする。



『あ、もしもし?ニッキューの座間さんですか?』



『あ、はい!座間です』


『私、海老名と申します。本日、荷物の配達にこられたみたいですが、不在だったので…』



『ああ!海老名様ですね?これからすぐに配達に伺います。今ならご在宅ですか?』



『はい』



『では…お時間…そうですね、15分後くらいになりますが?』



『かまいません』



『わかりました。すぐにお伺いいたします』



『お手数ですが、よろしくお願いします』



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