甘い心はあなた一色
だけどあたしが熱を出したとき、ケガしたとき。
彼方は絶対一番に駆けつけてくれたし、一番にあたしの異変に気づいてくれたね。
幼なじみっていいな、ってそのとき思ったよ。
今日のこれも、そうなんでしょ?
いつも心配かけてばっかり。
結局、あたしは彼方に甘えちゃう。
あたしもそろそろ、彼方離れしなきゃいけないのにね――。
グラウンドは、騒がしい。
人がいないグラウンドの隅には、みんなの楽しそうな声が聞こえる。