甘い心はあなた一色





「……みたい、じゃなくてそうなんだよ」



そして耳元で、甘い台詞。



大好きな織くんからの、プロポーズ。



こんなに幸せなクリスマス、初めてだよ。



それは、織くんが隣にいるからだよね。



「し、織くーん……」



「紗英子さん、好きだよ」



「うぅ。あた、しも……っ大好きだよ!」



「はは、泣きすぎ」



……泣かせたの、織くんじゃんか。



それから織くんは、何度もあたしにキスをくれた。そのたびに好きが溢れて。



ずっといるよ。



織くんの傍に、ずっとずっと。




< 346 / 396 >

この作品をシェア

pagetop