kuro



思わず寝室に入って光が
抱き締めているそいつの元へと
歩み寄ってしまった。




でもそれは仕方ないことだ。



だってこいつは











くまのくーちゃんは!
玄関においてあるはずなのに!


なんで光に抱き締められてるんだー!!




ムカつくー!


僕には無理な
光の腕の中にすっぽり収まる、
なんて技を使いやがって。

くそう。



あと30分待ってろよ?




光は渡さないからな!












後日



「光!くーちゃんはアトリエの住人になったから!」


「え。
折角洗濯したのに?」

「う。だって!」

「くろいない日寂しいよ。
ダメ?」


「......わかったよー(T_T)」


「ありがと!くろ優しい。」


「(照).....Σ(゜Д゜)」





年上は強し。






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