セカイ
足音
足音が聞こえてくる。

そーっと忍ぶような足音。



ドアがゆっくり開いた。

あたしはじっと開くドアを見ていた。



そしたら

いきなり後ろの窓が勢いよく開いた。

すると

ものすごい風が

ドアから窓に向かって吹いていった。



あたしはびっくりして

ちょっと目をつぶっちゃったけれど

何か黒い影みたいなものも

風と一緒に窓から出ていった、ような気がする。



アンチ?

アンチは本棚の中から消えていた。



その瞬間

あたしは窓から飛び出して

あいつを追いかけたんだ。

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