*ビビッドDAYS!*



丁寧で控えめだけど、強い拒絶の意思をわたしにぶつけ、

結城君は空気をゆっくり混ぜるように背中を向けた。



人が行き交う渡り廊下の真ん中で、遠ざかって行く背中を見送る。


哀しみを通り越して苛立ちが込み上げそうだ。
 



どうして。
 

どうしてそんなに頑ななの?
 

ダメな理由も教えてくれないで――
 


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