信じているのは…


「あ、ありがとう」

すると朔弥は少し怒って

「ほんっとに心配したんだからね!もう勝手に居なくならないでよー」

「だ、だって…」
離れた原因が嫉妬しただなんで恥ずかしくて言えないよー…

「??千鶴ちゃん?なんで顔真っ赤なの?」

「い、いやなんでもないよっ!」

「そ、そう?なら良いんだけど…とりあえず無事だよね?」

「う、うん。大丈夫だよ?」

「そうなら帰ろうかー用事も全て済ませたしー」

するとあたしに絡んで来た男の人がずっと無視されて怒ったのか

「無視すんじゃねえ!お前がこいつのなんだろうと俺様は今からこいつと遊ぶんでな?とっととどけや!」

「へぇ…この俺に歯向かうなんていい度胸だねぇ?」

え…朔弥が笑ってるのはかっこいいんだけど←
その笑みが………めちゃくちゃブラックスマイルなんですけど……

こっっっわ!

「う、うるせぇ!お前こそ俺様に歯向かって来てんじゃねえよ!」

!!!
絡んで来た人が朔弥に対して怒り狂ったのか刀を抜いていきなり迫って来た

「千鶴ちゃん。危ないから俺の後ろにいて」

で、でも…


そんな私の不安を読み取ったように朔弥は

「大丈夫!これでも副長の信頼を得ている監察方なんでね」

「わ、わかった。気を付けてね!」

「ああっ」
返事をした朔弥は懐から短刀を出して対峙した


ヒュンッ

ドスッ





ドサッ


朔弥は何と男の人の一振りをさっと除け、空振りした勢いでつんのめった隙に後ろに周り手刀をし、男の人を気絶させた
早過ぎてギリギリなんとか見えたくらいだけど…

「朔弥!!!大丈夫?」

「俺は全然無傷だよ?千鶴ちゃんは大丈夫?」

「うん。朔弥が守ってくれたおかげで大丈夫だったよ」

「そう。なら良かった。じゃあ、この男を放って置いて帰るとしますか」

「うんそうだね。日もだいぶくれて来たし今日は楽しかった!本当にありがとうね」

「いいえこちらこそ楽しかったから良かったよまた行こうね」

「うんっ!」


あたしたちは男の人を放って置いてのんびり話ながら帰った


朔弥との距離が縮めていたらいいな…

そんな乙女心を秘めながら………………




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