隣の仲介屋
プロローグ




「隣のクラスのたけちゃんがみーちゃんのこと好きなんだって」


小学四年の秋だった。


晋ちゃんが初めてあたしに男の子を紹介したのは。


まぁ、その頃は恋愛なんて知らなかったし。


けど好かれるのは嫌じゃなかった。


むしろ嬉しかったな。









―あれからもう七年。


今日も隣の家には晋ちゃんがいる。










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