ねずみとハムスター~生命~
「ねずみくん、 もしかしたら

 しんでしまうかもしれないんだよ?

 ほんとうに それでもいいのかい?」

けんたくんの かおは

たくさんのなみだで グショグショだった


「いいんだ、 ぼくはいずれ

 ころさせる“み” だったんだから…

 ぼくのかぞくは ねずみとりに つかまって

 にげられないのに おいうちをかけるように

 みずのなかに しずめられて おぼれしんだ

 それにくらべれば これは

 みんなのやくにたつ

 ちびのためにもなるんだから…」




「ねずみくん…ごめんね…」

「あやまらないで!

 ぼくは “ありがとう”のほうが

 だいすきなんだ…」


「ありがとう…ねずみくん…――!」
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