彼の素敵なプロポーズ

彼は驚いた様子で、あたしを見た。


罪悪感で、押しつぶされそうだった。


「ごめんなさい…!」


謝って、あたしは走り出す。


…ごめんなさい、好きだったよ。


走り去るあたしの背中を、彼はずっと見つめていた。
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