悪魔ニ花束ヲ


初めはただ、


なんて綺麗な弧を描くシュートを打つ人だろうと思った。




生徒達の歓喜を上げる声援の中で、汗すら涼しく見える端正な顔立ちは、ただゴールだけを見つめて、たった開始25秒で、全てを魅了してしまったとさえ思えるくらい。


試合終了の甲高いホイッスルがなるまでボールはまるでそこが居場所かのようにその人の手の中に在った。


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