強引男子のイジワルで甘い独占欲


「や……っ、やめるって約、束……っ」
「おまえが本当に嫌がったらな」
「やだ、ってば……っ、あ……やぁ……っ」

何度も首を振る私を楽しむように、眞木は指や舌で身体に触れ続けて。
私がぐったりして涙を流したところで、ようやくそれをやめた。

再び私を組み敷くような体勢になった眞木が満足そうな笑みを浮かべてキスしてくるから、キスしたまま変態と文句を言う。

「おまえが悪いんだろ。普段とのギャップっつーか、やたら可愛く鳴くから、そんなの見せられたら嫌だって言われたところで止めらんねーし」
「……どうせ、普段は可愛くないし」

まだ呼吸が整わない中そう返すと、またキスされる。
そして、真剣な瞳をした眞木に射止められた。

「普段も可愛いに決まってんだろ」

眞木が、こんな甘い言葉を言うなんて、社内の誰が想像できるだろう。
眞木はさっき普段とのギャップだとか言ってたけど、今の眞木こそそのいい例だ。


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