手話~僕等のカタチ~
…ていうか、耳が聞こえなければ声も出ないのに、一体何をしにいくんだ…?
こういうときに限って体力とか使えないよなぁ…
俺ももう年か…
いやまだ高校生だろ。
自分で自分に突っ込みながら、ぼけーっと夜空をまた見上げる。
5分程経つと、後ろからガサッと足音が聞こえた。
振り返ると、ペットボトルを2本手にした笹村の姿が。
はぁー、無事で良かったぁ…
笹村は安堵している俺の前まで来ると、
ヒョイッ
ペットボトルを一つ差し出してきた。