手話~僕等のカタチ~
どこで何を間違えたのだろう。
俺にこんな感情が芽生えなければ、
慎司が今していることを、
俺が彼女にしてあげていたのだろうか。
……まず彼女が、こんな思いをしなくても良かったはずなんだ。
今すぐこの場から逃げ出したいのに、
突きつけられた現実から目を逸らすことができない。
足がすくんで、動けない……
ただ呆然と、目の前の光景を見ているしかなかった。
慎司と笹村が、
嬉しそうに笑い合っている光景を………
…………自業自得、だよな。