電波的マイダーリン!
いつの間にかそこにいた、伊吹の腕に支えられた。
あたしは息も切れ切れに、渡されたペットボトルを受け取る。
「あ…りがとう…」
「いえ。ちょっと休んで下さい。倒れられるとこっちが迷惑なんで」
「すっすんません……」
どこかの公園の、日陰にあるベンチまで連れて来られ、座らせられるあたし。
これじゃ…
…どっちが年上かわかんないじゃないっすか!!!!
や、でも。
たぶんハタから見たら、あたしが年下に見えると思う。
さっき支えられた腕。
細いのに、結構たくましかった…。
くそぉ…
ホントに14歳なのかアイツはぁああッッ!!!!
ペットボトルを潰さんばかりの力で、あたしは手に力を込める。
そう言えば…告白の返事、まだしてないや……。
しかもあたし、さっきまで超普通に接してたし…。
茉莉が居なくなった途端、この気まずさ。
改めて、茉莉の存在のありがたさに気づくわけでして。
っていうか……
…茉莉はどこに行ったんだい!!!?
と、いう気持ちが顔に出ていたのか、突然、横に座っていた伊吹が口を開く。
「たぶん、この街には居ないと思います、茉莉」
「えっなんでわかるの!?」
「さあ」
「もしかしてあれか!?双子間のテレパシーか!?ビビッと!!!?」
「アニメの見すぎです。もうちょっと頭冷やしてから話して下さい。疲れるんで」
「……あい」