熟女に魅せられて
京子さんが不倫・・・ なんでそんなことを・・・


俺の中で純粋で綺麗なイメージの京子さんが、
急に大人のイヤらしい大人に変わっていく。


京子さんは綺麗なイメージのままいてほしかったのに・・・


でもなんで不倫なんか? 京子さんほどの人やったら、
そんなことせんでも見つかったやろうに。


陽子さんが言ってた、バツイチになるとなかなか普通には恋愛できないって。
それってどういう意味なんや? なんで普通には恋愛できひんねや?
そんな難しいことなんやろか・・・?


その時の俺には京子さんの抱えてるもの、
生活の苦労がまったくわかっていなかった。



そんなことを一人考え歩いていると、
京子さんとばったり鉢合わせになった。


「きょ、京子さん・・・」


「あっ、中越くん! お疲れ様!」


「あっ、お疲れ様です。」


京子さんはそういつものように笑顔で挨拶をくれると、女子ロッカー室へと向かって行った。


今まで輝いて見えていた笑顔が、
今は大人のイヤらしい笑顔に見える?


さっきまで普通に話していたのに、
陽子さんの話を聞いたことで、
俺の中でこうも京子さんの印象が変わってしまうのか?


でも今の京子さんの笑顔、やっぱり可愛かった。


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