まんまと罠に、ハマりまして
一昨日。
課長の部屋から戻った後に、圭くんからLINEが来ていて。

私に、負担をかけてしまったんじゃないか…と。

圭くんの中では、継続していたけど。
私にとっては、終わってしまっていた事。

過去の恋。

それを急に、再会した途端。
しかも、偶然会えたタイミングでの告白。

自分の想いだけで、


【ほんとにごめん】


と。
改めて。

圭くんらしくて、らしすぎて。
こういう所は、変わってないんだなって。
ちょっと微笑ましく思った後に、苦しくなった。

切なさと一緒に…。

私は結局、課長にだけじゃなく。
圭くんにも、何も話せていない。
すぐに答えを出せないのは、時間が経っているせいだけじゃない。

課長との事が、あるからということを…。

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