2番目の彼女。
接点

偉大なる良平くん

 「ハナー、さっきの態度は酷かったよ」






 帰り道。


 
 諭すような口調の良平。



 振り向いて、むくれて見せた。






 「だって、初菜ちゃんって!突然名前呼びだよ!?賑やかな方々には常識かもしれないけど…わたしには理解できない!!」






 手振りを付けて説明すると、良平は苦笑い。



 それから、賑やかな方々って…。



 と、肩を揺らして笑ってらっしゃる。



 どうやらツボにはいったらしい。



 良平のツボスイッチはよくわからない。






 「良平…そこでそんなにウケられると、わたし、どうしたらいいかわかんない」
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