【完】こいつ、俺のだから。
Chapter*3

独占欲ってやつ





あたしの熱が完全に下がったのは、それから2日後のことだった。



まだ病み上がりで体はダルいものの、普通に元気で食欲もある。



たぶん、ずっと寝転んでたからダルいんだろうな。



ということで、今日から学校に復帰した。





「で。文化祭では仁菜ちゃんにもメイド服着てもらうからね」



「なぜ?」



どうやらあたしが学校を休んでるあいだに、文化祭の話が進んでたらしい。



勝手にとんでもないものを着せられる運命になっていた。



「多数決で決まったんだよ。仁菜ちゃんスタイルいいし」



「あたしがいない間に本人の了承も得ずに勝手に決めるのはどうかと思いますが」



「ごもっともな意見ですがあいにくこんな時期に体調管理がなってないのもどうかと思います。つか予算的にも時間的にもメイド服があんま作れなくて必然的に着れる子に着てもらわないと」



文化祭実行委員の前野(まえの)さんが、前のめりに言い返してくる。(あ、ギャグできた仁菜超嬉しー。じゃなくて)



小柄なクセに、迫力あるな。



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