紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「優羽っ!大丈夫だから!」

康太がそう言っても…うぅ…。

「うぅ…ごめんなさい…」

私は人目も気にせずに、しゃがみ込み、頭を抱えた。

「春川っ…そんなに怖がるなって…」

そう言われても…怖いもん…。

「ひっ…」

「春川?」

やだっ…思い出しちゃう…。

「優羽っ…ほらっ…大丈夫だから…俺らがいるから!」

「うんっ…うんっ…」

大丈夫…康太達が守ってくれる…。
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