嘘。


なんとか間に合い、教室に着く。

「あ、紗花きた」

声の方には愛梨と夢。

『寝坊した。』

やっぱり?
と夢が笑いながら答える。

『超焦った』

「でしょうね。ギリギリだもん。あと3分遅かったらチャイム鳴ってたよ。」

走ってよかった。

あー、しんどい。

息を整えながら自分の席につく。
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