馬鹿者。コッチを見なさい!!
すると田中はニコッと笑って俺を見た。
「……そっか。ごめん。
……手ェ繋いで?」
ごめん。
俺は中途半端にお前を傷つけてる。
「……うん。
ごめん。」
「謝んないでよ。アタイが可哀想みたいじゃん。」
そっと手を繋ぐ。
……っ
思ってたより小さい。
下を見る。
田中のツムジが見えた。
俺ってこんな背おっきかった?
よく見ると田中も華奢な腕してる。
細い。
肌もキレイだし。
髪だってサラサラだろう。
この時、
俺は初めて気づいた。
田中も女の子だったんだ。
繋いだ手が異様に熱かった。