馬鹿者。コッチを見なさい!!
それなのにこの学は
「別に可愛くない。」なんて抜かしやがって。
マジあり得ない。
アタイがあんたに「可愛い」って言ってもらうために、高校入学してから
どれだけ努力したことか……
「橋本。」
「ん?どうした?」
こいつ、学の友達なのよね。
だったら、学のアタイに対する考えも
知ってるはず。
「あんた、学はアタイのどこがダメなのか知ってるんでしょ?」
「え?」
「友達なのよね?だったらアタイに教えなさい。」
なるべく、上から目線で言った。
悟られないように。
学に対する対抗心を。
「は?俺、こいつと友達じゃないよ。」
橋本の口から出てきた言葉は
予想外だった。
「え?」
「だーかーら。違うって。
伊藤君に興味はあるけど話したことないし。てか、これから友達になるところだし。」
そ……そうなの?!
てっきり、友達なのかと……