トライアングル
「だって…」


「可愛い…もういい?」


「うん…直…大好きだよ」


「オレも大好き」



2人で、存分に愛し合った…。




直は、私を抱いた後も

私から、離れる気配はなく


ぴったり、体をくっつけたまま

離さない。



「鈴?」


「うん?」


「大丈夫?

ちょっとがっついちゃったから…」


直は、照れ臭そうに

私の髪の毛に、顔を隠した。



「大丈夫だよ…でもしばらく動けない」


直は、フッと笑う。


「動かなくていいよ。

ずーっと、こーやってマッタリしてよ」


直は、私をギュッと力を込めて

更に、抱き締めた。



私は、直の腕の中に安心して

ゆっくりと、目を閉じた…。




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