トライアングル
直side



朝から、鈴との時間を邪魔する

ウザイ女。



鈴は、さっさか教室に行っちまうし…。



人のこない場所まで、連れて行かれた。




いい加減、キレそうだ。






「で、何?」


「………はい。突然すみません。

入学式の時に、挨拶する姿を見て…

好きになりました。




付き合ってください」






はぁ…またか…。。




入学してから、何回目か?




毎日の告白に、嫌気がさしていた。




「さっき、見たでしょ。

オレ、彼女いるから」


「それでも、いいんです。

せめて…友達に、なってください」


「ムリ!オレ、彼女にベタ惚れだから」




オレは、女を置き去りにして

校舎に向かって、歩き出した。



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