トライアングル
私はちょうど昼休みの、直に電話した。


『鈴?終わったの?』


「終わったよ!直は、昼休み?」


『そう。鈴、会いたい。終わったら

速攻帰るから!』


甘い声の直に、私はドキドキして…。

次の話が、言い出せずにいた。



『鈴?どーした?何かあった?』



直は、何かを察知して聞いてきた。




「…あのね、クラスで親睦会が

あるみたいで…。

直が、終わるまでちょっとだけ

行ってもいい?」


『………鈴、オレに言うの

言いにくかったのか?』



直の以外な返答に、ちょっと驚く私。



「…ちょっとね…。

でも私は、直だけだからね」


『わかってる…オレも鈴を信じてるから

楽しんでこいよ!

でも言い寄ってくるヤツには

わかってるよな!?』


「もちろん!じゃあ…あとでね」



私は、電話を切った。




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