狛犬に好かれました。



はぁはぁと息を荒くするチカゲ。




私……どうしたらいい……?




苦しむチカゲを見ていると、その姿がどうもあの小さな狛犬2人と重なった。



もしかして……



意を決して、服を捲りあげる。



チカゲを抱き寄せ、ふくらみの先端を口元に近づけたが、顔を反らされた。



「お前、……いやだろ?……」


「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」



チカゲの口に無理やり含ませる。



すると、チュウ、チュウと小さな音を立てながら吸い出した。




次第に今度は、私が朦朧としてくる。


お願い、耐えて……



みるみるうちに私の視界は真っ黒になる。



結局、自分の意思とは反対に意識が途絶えた。



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