関東最大ボーイズチームのマスコットになりました~ヤバい人たちに愛されまくり




正直、言って。

ちょっと泣きそうだった。



「プルブルしてんじゃん
やっぱカワイイなお前」



「K」が唇を吊り上げて笑う。


キョーヤが鋭く、割って入る。


「やめろ『K』。こいつにちょっかい出すな」



「やっと捕まえたお姫様だもんな。
早く事情を説明してやれよ、カワイソーだろ」


「言われなくても、そうする

……そうだ、シン。

車、サンキュー」




キョーヤはポイっ、と。


車のキーを「うぜえ」の子に投げてよこした。



彼は、「シン」っていうんだ。



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